キャンピングカー 中古の相場と選び方、新型キャンピングカーの紹介、キャンピングカーショー、キャンピングカーの気になるパーツやメンテナンス方法などの紹介。

ロータスRV EXE 1998年式 4WD/MT 走行9.6万km


ちょっと懐かしい感じの中古キャンピングカーが入庫しています。
その名も「ロータスRV EXE」というキャブコンで、日産の
アトラスがベース車両になっている珍しい車両。
外観デザインは、バンクベッドの形状とベース車両のデザインが
マッチしていて、今見てもなかなかカッコいいキャブコン。
RV車らしくフロントに取り付けられたガードバーと、フォグラ
ンプがアウトドアを意識させ、4WDのベース車両とよくマッチ
しています。
キャブコンの定番装備品でもある、サイドオーニングもしっかり
装備されていて、このままの状態でもすぐにキャンプ場などで快
適に過ごすことができるでしょう。
運転席部分はさすがに古さを感じさせ、無骨そのもので、まさに
「男の仕事場」的な雰囲気を醸し出していますが、ベース車両が
トラックなので、コレは仕方のないところ。
ロータスRV EXE 1998年式 4WD/MT 走行9.6万km


しかし一歩室内に入ってみると、木目調の内装家具のデザインセ
ンスもよく、細部まで丁寧に造り込まれたキャンピングカーだと
いうことが分かります。
特に収納庫やトイレルームの扉のデザインも秀逸で、かなり凝っ
た造りとなっていて、この辺りはむしろ最新型のキャンピングカ
ーより、出来は良い感じがします。
ファブリックの色使いも奇抜なものではなく、シックな雰囲気の
ものが使われているため、車内全体が落ち着いた感じになってい
るのも特徴。
このような内装の色使いは、RVランド社製の人気バスコンであ
る、「ランドホーム」に似ている感じがします。
やはり旅に出ればある程度の時間を過ごす空間となるため、この
ような落ち着いた雰囲気の内装の方がくつろげることは間違いあ
りません。
乗車定員9名、就寝定員6名と、4人家族の使用であれば十分な
余裕があります。
ロータスRV EXE 1998年式 4WD/MT 走行9.6万km


1998年式と2013年時点で15年落ち、それなりに年数は
経過しているようですが、前述の通り内装・外装共に最新のキャ
ンピングカーに引けをとっている感じはしません。
走行距離は9.6万kmと、それなりに走行していますが、ディ
ーゼルエンジンで、3リッターの排気量があるため、距離に関し
てはほとんど問題はなく、MTとの組み合わせで、それほど加速
が鋭いという訳ではないでしょうがそれなりに走ると思われます。
しかし、なんと言ってもベース車両が4WDと言うところがポイ
ントとしては高く、雪道の上り坂や砂地などでは4WDの走破能
力は2WDのキャンピングカーの追随を許しません。
あって損したということはなく、4WDがあって良かった〜と思
える場面がアウトドアには多々あるため、4WDのキャンピング
カーは本当にオススメです。
使える主要装備品として、FFヒーター(軽油)、温水シャワー
設備、カセットトイレ、60L冷蔵庫(DC駆動)、ベンチレー
ター(ファンタスティック)、バックアイカメラ(カラー)、ツイン
サブバッテリー、走行充電システムなど、玄人ウケする装備内容
となっています。
気になる価格は179万円と格安で、「キャブコンというキャン
ピングカーとはどんなものなの?」という方には、お試しで乗っ
みるには手頃でいいかもしれません。
乗ってみて気に入らなければ、3年後に100〜120万円程で
個人売買などで売却すればいいと思いますから、300万円程度
の高年式キャブコンより、手軽に買える車両だと思います。
フル装備のキャブコンがこの価格で手に入るなんて、やはり中古
キャンピングカーってお得だと思ってしまうところ。
(2013.01.25更新)